アクセサリー工房akira

夕方、歩行者・自転車専用道路をジョギングしていました。

横から車が来たので、私は足を止めました。

車は走り去り、私はまた走り出しました。

普通なら、車側が止まれの線で停止して、道を譲るのが当たり前。

けれど、こんなドライバーは毎日のように遭遇します。


そのまま走って、コースを半周した所で

さっきの車の人（おじさん）にまた出会いました。

じっと私を見つめていると思ったら、近寄ってきてこう言うのです。

「さっき、あそこで会ったやろ？

　アンタ黒いの来てるから見えづらかったから気をつけてよ」

私は呆気に取られ、無言になりました。

その人も去って行きました。

私はまた走り出したんだけれど、どうしても納得が出来ない。

わざわざUターンし、その人を追いかけて主張しました。

私が通っていた道が優先で、あなたが停止線で確認してから通らなければならないのに

どうして私がそんな事を言われなければならないのかと。


いやいや、けれど、というやりとりが繰り返され

私は腰にライトを点けているし、全く落ち度がないと更に主張。

結局、向こうが悪かったという態度になってきたので私も納得しました。



血の気の多い女かと思われそうですが

抗議する直前、走りながら思い出していました。

数年前、理不尽な事をされ言われ

はらわたが煮えくりかえる程怒りを覚えた出来事を。

今も、それに関連した物事に出会うと、その時の悲しみ怒り

何一つ、文句言わずに黙って我慢した自分への腹立たしさが思い出されるのです。


この事と比べれば、今回の出来事など１００分の１程度。

世の中、理不尽な事だらけです。

私も以前の職場でそれなりに苦しい思いをし

関係なくても自分がかぶり、仕事と言えど口ごたえも主張も抗議もせずに辛抱してきました。

いつも心の中で、大人になりなさいと自分に言い聞かせていました。


最近は少し考えを変えて

きちんと考えた上で、言うべきことは言う、でもいいんじゃないかと思うのです。

ただ、相手を見る事や、考えを誤ってはいけないという事は大切ですけれど。